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もどりびと [介GO]

さて、まだ終わらないこの話。
ついに私としてはめっずらしい、連日更新になりました。

お世辞にも楽しい話じゃないんで
さっさと終わらせます。すいません、休日なのに暗くて。

母に人工呼吸器をお願いしてから、さらに1時間以上経って
すでに夜明け近い5時半過ぎ(だったような・・もはや記憶もあいまい)
3回目の担当医(らしき人)+別なDrのお話があるということで
呼ばれた私たち家族。

待っている間、心身ともに疲労困憊なのですが、なぜか冷静にもなれるもんで
4人の中では

すでに母が三途の川を渡り始めているんじゃないか?

に、傾きつつありました。

なので、必然的に「お通夜はどうする?」「葬式はどうする?」に
なってました。
今思うと、ごめんね~ばあちゃん、って感じなのですが。


で、お通夜の心配してた私たちを呼んだDrは

「人工呼吸器をつけて、今は少し安定しましたが
消化管出血もあったために、吐血しました。
心臓は弁の動きが悪いし、胸水もたまっていたから
肺を圧迫している」


と、とてもじゃないけど明るい材料も見受けられない説明をしました。

「でも大きな声で話しかけると、反応するようになったので
良い傾向です。ただ。年齢もあるし、糖尿病も腎臓の事もあるので最大限の治療はしますが、もしかすると

救命できないかもしれません。

会わせたい方がいらしたら、呼んでおかれた方が良いでしょう」


ひえ~~~、こんなドラマみたいな展開が、わが身に降りかかるとは

人生、何が起こるかわからないもんだわ。

母は三途の川の川岸に立つどころか、渡し船に乗り
船頭さんに六文銭をあげて、出発時刻を待ってる状態なのですね?

ひえ~~~、もうパニックを通り越して、無感覚でした。


よくまあ、80過ぎの爺さんである父が倒れなかったもんです。
よろけるたびに、Drや看護師さんがハラハラしてた父の動きでしたが。

戦前から生き抜いてきた昭和一桁は強い。
耳が遠くてよく聞こえなかったせいもあるけど・・・。
   

でも、ここまで来たら病院に任せて、本人の生命力頼るしかないよねえ。

1人ついてればいい、との事で、私が残り3人はとりあえず帰宅しました。


しかし、やっぱり人生なにがあるかわからないもんです。


その後ICUに入った母はなんと2週間、ICUで粘りに粘り
奇跡的に、兄嫁が探りを入れた「人工呼吸器」も外れ
輸血や、輸液のために山ほどついてたチューブも外れ

一般病棟に舞い戻ってきたのです。

どうやら三途の川の渡し賃、六文銭では足りなかったようで
あの世も円高なのでしょうか?

現在、あのお通夜の心配をしていた頃とは想像もつかない
元気そうな顔をしている母は、今度は筋力を取り戻す
(元から足は不自由だったけど)
リハビリするそうです。

結局、消化管出血も原因はわからず、胃カメラしても異常ないそうで
問題は腎臓と糖尿と心臓と・・・なんだったのでしょうねえ。

おそらく原因の一つは、

親不孝×365×数十年     も、あろうかと思います。

まだ入院中ですが、戻ってきたらそれはそれで大変な訳で
でも、さんまさんじゃないけど

生きてるだけで丸儲け


苦労しても良いから、長生きしてもらおうと
親不孝撲滅宣言を考えている(たぶん、思うだけ)

すわんでした。

病院通いをしてるおかげで、残業も接待もパス。
これだけでも、儲けもんですわ。

で、届いたJYJのCD聞いてます。
img58183454 jyjheaven.jpg

やっぱり、親不孝・・・。
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コメント 6

がり

お母さん戻ってこられて本当によかったです。
ウチの父は亡くなりましたが、
すわんさんちとウチは似た点が多いので
人ごととは思えなくて。
生きてるだけで丸儲け わかるなー。
普段は母に優しくしてないけど
それでも長生きしてくれなくちゃ困りますもん。
がんばって100才位までがんばってもらわなくちゃ。
とにかくすわんさんちのお母さんも
長生き目指してファイティン!!
by がり (2011-10-30 20:21) 

すわん

☆がりさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

ホントね~今だからこんなこと書いていられるけど・・。
ただ人間、そう簡単にギブアップしないもんだ、と
勉強になりました。

普段は優しくなれないんですよね、確かに。
私もよろよろしてる時の父には寄り添いましたが
家に帰って話が通じない父には、イラッとしますもん。
ついついキツイこと言っちゃうし。反省・・。

ご声援ありがとうございました~^^;。

by すわん (2011-10-31 07:23) 

マダム・ヤン

こんにちは。
大変でしたね・・・
すわんさんも「よく頑張ったで賞」です。

ホント、親が元気でいてくれる・・・
その上に、私らののん気な生活がなりたってると思いますよ。




by マダム・ヤン (2011-10-31 12:16) 

collet

うわわわわ・・・ナ、何と!まさしく雪が降りそうな3連チャン!!!
に加え・・・よく憶えてたね~~(@_@;)
いえね、何がって~先生の言葉をよ~~!
いやぁ~すわんちゃん、エライ!
いかに冷静でいたかの証拠じゃないの~~

ところで、我が家も似たようなものですが、
人間というものは、チッとやソッとじゃ死なないものですよ。
でも、イザという時にアタフタしないだけの備えは大切ですね。
今回の件を肝に銘じて、お互いにガンバローね~~(^o^)/

なお、タグ3連チャンにメチャ反応してしまい大笑いでした~(~o~)
by collet (2011-10-31 17:26) 

すわん

☆マダム・ヤンさん、こんばんは。
お久しぶりです。
こんな話題ですいません^^;。

いや~頑張ったのはあの世の入り口から
引き返してきた母ですわ。
出来の悪い娘が心配だったんですかね。
人間の生命力にビックリでした。

コメントありがとうございました。
by すわん (2011-10-31 23:12) 

すわん

☆colletねえさま~、ありがとうございます。
ご心配かけました、すいません<(_ _)>

冷静だったというか・・・なんか現実じゃないみたいで
あ~親が亡くなるってこんな展開なんだ・・・みたいな
覚めた感覚もありましたね。
現代の医学と人間の生きるパワーってすごい、と
真面目に思いました。

colletさんちも大変ですね。
頑張り過ぎるとこっちが倒れちゃうから
気を付けてくださいね。

また落ち着いたら、お邪魔しますね~(^^)v
by すわん (2011-10-31 23:21) 

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